• 世界の住宅のカギ、あれこれ

    Category: 歴史

    日本では、一般家庭の住宅のカギは、まだまだ普通のカギを使っていると思います。
    もちろんホテルなどに行くと、カードキーの場合も多く、この場合は持ち運びに便利です。
    お財布の中に、クレジットカードと一緒に入れておけるからです。
    ところが通常のカギは、重いしかさばります。
    女性の場合は特に、小さなカバンで外出するので、いつもカギの重さと大きさに煩わしさを感じていました。
    韓国に暮らしていた時、家のカギはボタン式のカギでした。
    最初に8ケタの好きな番号を入力して、カギの番号を設定します。
    それ以降は、その番号を入力するだけでいいのです。
    何も持ち歩く必要はありません。
    これが非常に便利で、万が一お財布を落とした場合でも、あるいはカバンを盗まれた場合でも、家に行けば必ず家には入れます。
    最初はこのシステムに慣れなくて、こんなカギだと他の人が暗証番号を解読して、家の中に入ったらどうしようなどと考えていました。
    ところが、考えてみたら8けたの番号を、他人が分かるはずもありません。
    言わば、金庫と同じようなシステムです。
    本当にこのカギには感動して、日本の自分の家もこのカギに変えようかと思った位です。
    でも、まだまだ日本は通常のカギスタイルが主流なので、種類も少ないのかもしれません。
    現在は、某東南アジアでくらしていますが、今の家は日本と同じ通常のカギスタイルです。
    治安が日本に比べてあまり良くないので、家に入るまでに沢山のカギを開けなければなりません。
    まず、家の門のカギを開け、その次には玄関のカギを3つ開ける必要があります。
    この時点で4つのカギが必要になってきます。
    他にも、メールボックスのカギもあります。
    なので、外出する時は最低でも、4つのカギを持って出かけなければなりません。
    非常に重くてかさばるし、不便だなあと感じる事が多いです。
    カードキーにしたいと思うのですが、安全上まだまだ使える気配はありません。
    防犯上カギを使わなければならない世の中ですが、昔の日本は玄関を開けっぱなしでも大丈夫だったのだなあと思うと、なんだか悲しくなります。
    カギが一個で良い世の中になって欲しいと、心から願います。