• なくてはならないものがカギです

    Category: 歴史

    どちらかといえば心配性な性格の私にとって、カギは非常に安心感を与えてくれるアイテムだと思います。
    これまで持ったカギといえば、家のカギ、自転車のカギ、車のキーなどですが、一時は日記帳にまでカギのついたものを選んでいました。
    毎日日記を書くのにカギを取り出して開けていたのですから、カギに対する思い入れは強いのかもしれません。
    そういえば、初めてお小遣いで買ったアクセサリーはネックレスでしたが、その先にはいくつものカギがついた鍵束が付いていました。
    出かけるときは、携帯電話は忘れても、カギと財布だけは持っていないと不安で不安で仕方がない性分ですし、おそらくカギをなくしたら、数日間はどんよりと落ち込んで立ち直れないと思います。
    立ち直るとしたら、失くしたと思っていたカギが見つかるか、新しいものを作ることができたかのどちらかになるでしょう。
    車のキーさえも、キーとじ込みがないように、必ずスペアキーを持ってから車に乗り込みました。
    マスターキーを持っている場合、スペアキーは自宅に置いておくのがふつうなのでしょうが、私の場合、ときどきマスターキーを忘れて出かけることがありました。
    家族の共有車だったことから、決まったところにキーをぶら下げておいたので、つい忘れて出るのですが、いつも持ち歩く鞄の中には絶対にスペアキーがあるので、運転に困ることはありませんでした。
    そんな性格だったことから、これまでの人生でカギをなくした経験は一度もありません。
    よく家のカギをなくしてしまったとか、車のキーを紛失してしまったという話を聞きますが、不思議で仕方がありません。
    家のカギをなくすということは、外部にあるあらゆる危険から自分を守ってくれる家の防御を失うことになるのですから、何があってもこれだけは失うことは出来ないと、鞄の中に入れるときも、さらにファスナーでしっかり閉められる場所に入れています。
    カギの扱いはこうした意識で行うのが、私にとってはふつうなのでした。